うみぶどう

やってみよう!

運動会で本当に大事なこと

 

 

以前わたしは、幼稚園教諭として働いていました。

 

今の時期、運動会が大きなイベントですね。

運動会は身体を動かす楽しさを感じ、集団行動を学んで、

日々の成果を保護者の方にお見せする機会です。

 

本番が成功することも大事ですが、

その前に、本当に大事なことがあります。

 

それは「子ども達の心を安心させること」です。

 

 

私自身がやってよかったと思う、

運動会前の子どもへの援助を書きます。

 

 

年少児クラス、運動会自体初めての子ども達。

それは不安ですよね。

 

私が前日に伝えたことは

 

・いつもと違う日(おうちの人が沢山見に来る、どきどきする)

・服装、持ち物

・集合場所(そこに担任と友達も来る)

・流れ(やること)

 

もちろん全員が全員聞いているわけではないですし、

聞いている子に伝わっていればOKです(笑)

 

それともう一つ、全員にやってほしいことを伝えました。

 

 

「明日幼稚園に来たら、先生に元気よく挨拶しにきてね」

 

 

です。

いつもと違う日だからこそ、

普段の生活と変わらない事、みんなが出来ることを約束しました。

 

初めにやる事が分かっていたら、それだけでも安心する子がいます。

来てくれるだけでいいよ、嬉しいよ、と伝えました。

 

競技は、練習を何回もしているし

正直、子ども達って

おうちの人が見に来てくれる日が最強なのです。

 

あとは、楽しもうね!で大丈夫です。

(年少児だったのもありますが)

 

これだけの事を、きちんと時間をとって話しました。

 

少し長くなってしまうけど

落ち着いた雰囲気で全員の目を見ながら話す時間が

とっても好きでした。

 

その次の日、

本番前みんなどんな表情で来るかな

泣いてるかな

行きたくないってお母さんに怒ってるかな

いろいろ考えました。

 

もちろん私も緊張でどきどきです(笑)

 

 

しかし、

登園してくる子ども達は

 

いつもと変わらない笑顔で挨拶をしに来てくれたんです。

涙が出そうでした。

4月からの成長も感じました。

 

普通の事かもしれませんが、

空気に飲まれて涙を見せる子を毎年見てきました。

全員で整列することができて嬉しかったです。

 

昨日の自分にありがとう!でした(涙)

 

事前に情報を得ることは

大人にとっても、子どもにとっても

大事な事なのだと改めて感じました。

 

 

次は、最近ハマっていることを書きます。

また見てください!